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 新型コロナが一日も早く収束しますように。

今回よりしばらくの間、聖書から「命と死」を選び、
自分なりにコメントしていきます。

「慈しみ深く、わたしに命を得させてください。
 わたしはあなたの口から出た定めを守ります。」
  (詩編 119編 88)

「主の慈しみに生きる人の死は主の目に値高い。」
  (同 116編 15)

主(神)の慈しみに生きる人は命を与えられ、死さえも失望ではなく、
価値も高いと言っている。どちらも悲観的ではなく前向きである。
それほどに神の愛は慈しみ深いという。

キリスト誕生以前の旧約時代でも、神を求め、信じてきた人々は、
キリストの降誕と救いのわざを待ち焦がれるように、期待していた。
今生きることにも意味と生き甲斐を感じ、どんな苦難にも耐え、

最後には死が待っているのに、それも恵みとさえ感じていた。
死の怖さを知っているがゆえに、神に救いと恵みを求め、
生涯を送った。「定め」とは愛を基準とした戒めで、

新約時代のキリストの福音の教え、「神を愛し、隣人を愛せよ」である。
昔も今も変わりはない。今の世、人々の気持ちが荒んで(すさんで)いるのも
自分中心、自己ファ-ストで隣人を思いやる余裕がないからだ。