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 美しい人生を送れる恵みイメージ

「あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その
一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い
出た一匹を捜しに行かないだろうか。はっきり言っておくが、

もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹
のことを喜ぶだろう。そのように、これらの小さな者が一人でも
滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない」

 (マタイ 18章 12‐14より)

このたとえ話は有名である。単に百匹よりも一匹の命が大切だと
言う話ではない。屁理屈をいうと残された九十九匹の安全はどう
なるのだと言えば答えに詰まる。今まで神の愛の絶大さを

何度も書いてきたが、もっと具体的に身近な例を出して記している。
九十九匹の安全は絶対に保障された上での話である。例え、一匹
が迷い、あらゆる苦難を受けたとしても、神は知っていて、

放っておくような方ではない。つまり、人が一匹の迷った羊は人の生き
ざまを示している。人生の苦しみ、孤独、迷い、生き甲斐の喪失などあ
らゆる苦しみを現している。

困難な生活を送っていても、神に救いを求めるなら、必ず報いがある。
本当は人は皆神に対して罪を犯しているから皆苦しんでも
良いはずなのに、大概の人は平穏に暮らせているのは神の愛と赦し

によってである。それを当たり前のように、好き勝手、我儘ほうだいに
していても、最後には必ず死がやって来て、逃れる事はできない。
バイブルは常にこの問題について語っているのである。あらゆる例え

でもって説こうとしているばかりか、神の子がこの世にやって来て解決
された。迷った一匹の羊さえ全力で捜し、救われる神は他のものも必ず
救われるのである。それを福音と言い、神の愛と言う。