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新型コロナが一日も早く収束しますように。
豪雨被災、熱中症の方々にお見舞い申し上げます。
今回より「ローマの信徒への手紙」を読んで、ブログを綴っていきます。
素人でつたない者ですが、自分なりに感じた事、学んだことを書きます。
この書(以後ロマ書とする)は使徒パウロが紀元55年頃にローマの信徒宛
てに書いた新約聖書中でも優れた福音の書として著名な手紙です。
正しい者は一人もいない
「では、どうなのか。わたしたちには優れた点があるので
しょうか。全くありません。既に指摘したように、ユダヤ
人もギリシア人も皆、罪の下にあるのです。
次のように書いてあるとおりです。
『正しい者はいない。一人もいない。 悟る者もなく、
神を探し求める者もいない。
皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。
善を行う者はいない。 ただの一人もいない。
彼らののどは開いた墓のようであり、
彼らは舌で人を欺き、 その唇には蝮の毒がある。
口は、呪いと苦味で満ち、 足は血を流すのに速く、
その道には破壊と悲惨がある。
彼らは平和の道を知らない。 彼らの目には神への
畏れがない。(詩編、イザヤ書から引用)』」
(ロマ 3章 9-18)
ここにはパウロが今まで記してきた人が罪の人であることを
旧約聖書時代から預言されていたという。1章には原理的に
人類がいかに罪なる存在であるかを説き、
ここでは旧約時代、すなわち人類が始まって以来罪なる人で
あることを旧約聖書の詩編や預言書から要約引用して、
ここに列挙している。
その結果、「正しい者は一人もいない」と結論付けづには
おれないという。前にも書いたように、ととえ、自然に良い
行いをしていたにしても、人は皆神の前では
「自分には罪はない」と胸を張ることはできない。パウロは
全人類が罪の人であるから「ざまを見ろ」とは言わない。
だから、神からキリストを通して救いの福音が与えられたと、
これ以後詳しく説いていく。手術の前に悪い点を皆探し、
これらをはっきりと見つけ出しておくことが、患者を治せる
のと同じであるように。